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コンニチハ ! 日本館
日本館総合プロデューサー・佐藤オオキのつぶやき。
日本館の進捗や、日々の気づきなどを発信します。
展示を覗こう
ひゅーーん、、
ひゅーーん、、、
「光のシッポの長さって何mmですか ? 」
「600mmでーす ! 」
「700mmに伸ばしてみてください ! 」
「はーい。700mmいきまーす」
(すごいっ。ちゃんと100mm伸びてる、、! )
「もっと光の頭のあたりの輪郭を柔らかくできますか ? 」
「はーい。柔らかい輪郭いきまーす」
(柔らかくなってる~ ! )
「光の動きを途中からもっとヌルっと減速させられますか ? 」
「ヌルっと ? 」
「ヌルっと」
「、、、(えっ ? )」
そんな感じで光の形と動きの調整が延々と続きます。
今日の検証のために、連日徹夜で準備をしてくれたスタッフの方々には本当に頭が下がります、、。ありがとうございました !
展示を覗こう
この日は日本館内の展示室で使う照明器具の選定作業です。
光の大きさ、強さ、暖かさ、輪郭の柔らかさなど、、展示室ごとに決めていきます。
強い光を暗い色の壁に当てるのと、弱い光を明るい色の壁に当てるのとでは、どっちの光が明るい ?
暖かい光を冷たい色の壁に当てるのと、冷たい光を暖かい色の壁に当てるのだと、どっちの光が暖かい ?
、、なんてことを悩んでるうちに、次第に頭がぼーっとしてきます、、。
日本館観察記
って、、敷地やモックはさておき、、
寒いっ ! ! !
寒すぎるっ ! ! !
日本館観察記
大迫力! 「大屋根(リング)」が出現!
日本館の敷地の目の前には、、あの大阪・関西万博のシンボル、「大屋根(リング)」がっ !
圧倒的にデカい !
そして、ひたすら圧が凄い、!
某人気漫画に登場する「ウォール・マリア」を思い出さずにはいられないけど、残念ながら日本館はこのリングの外側に位置しているため、真っ先に巨人の餌食になるフラグがすでに立ってます。
日々のあれこれ
新大阪駅でタクシーに乗って
「運転手さん、夢洲の大阪万博の会場までお願いします」
「えっ ? 」
「あ。万博の会場までお願いします」
「万博 ? 」
「はい」
「万博はまだやってないよ」
「あ、はい。でも行きたいんです」
「いや、だから万博はまだやってないよ」
逆に、もう万博がはじまってたとしたら大変です。こんなやり取りを軽く3ラリーほどしてから、ようやく移動し、現場に到着。
なんとなく、日本館の輪郭が見えるような見えないような状態です。
でも、なんでしょう。基礎の感じがどことなくかわいい。基礎をかわいいと感じたのは生まれて初めての体験かも。最近ちょっと疲れてるのかな、、。
月刊日本館に想う
月刊日本館第4号目
昔からとにかく胃が弱く、揚げ物は20代前半で卒業、焼肉は20代後半で卒業という、飛び級クラスの胃弱エリートです。
今となってはバナナやヨーグルトでも楽々とお腹を下せる自信があります。
このままではいかんとばかりに乳酸菌を頑張って飲み続け、多少の改善は見られるものの、最近はむしろ「頑張って飲まなくてはいけない」という強迫観念がストレスになって、それが腸内環境を悪化させている感覚にすらなります。
そんな最中の月刊日本館の第4号目。
せっせと摂取している微生物が都市、宇宙、そして時空を超えて生命の起源にまで繋がっていると想像すると、朝の乳酸菌タイムのストレスをわずかに緩和してくれそうです。
日々のあれこれ
アテンダントのみなさんが着用するユニフォームのミーティングです。
今日は日本館をご案内するアテンダントのみなさんが着用するユニフォームのミーティングです。
ファッションデザイナーの中田優也さんとの4回目の打ち合わせということで、使い勝手や着心地など、細部まで仕上がりつつあります。
100%ポリエステルの繊維を使い、できるだけボタンやファスナーなどを使わないデザインによってリサイクル性を高めています。
そして、ジェンダーレスでありつつ、いろいろな組み合わせ方や着こなしを楽しめるのも大きな特徴。
他にもまだまだ魅力がたくさんありますが、完成したときに改めてご紹介させてください !
270名のアテンダントの採用予定人数に対して、2500名を超える応募があったとのこと。
関心を持ってくれている方がこんなにもいると思うと、嬉しさを感じると同時に、身が引き締まる思いです。
ユニフォーム、アテンダントのみなさんに喜んでもらえるといいなあ。
中田さん、引き続きよろしくお願いします !
月刊日本館に想う
月刊日本館第6号目
今月の月刊日本館の注目記事はなんといっても、キティちゃんが32種類の藻に扮して紹介する「藻類 × ハローキティ 図鑑」じゃないでしょうか。
サンリオさんと一緒に一体ずつデザインさせていただく過程で気付いたのが、どんな形の藻であっても、最後は必ず「カワイイ」仕上がりになってしまうこと。
イカダみたいな「イカダケイソウ」だろうが、海ぶどうとして知られる「クビレヅタ」のようなまあまあグロテスクな形だろうが、キティちゃんと掛け合わさると、どういうわけかカワイイ感じになるんです。
そうなんです。いかなるものも「カワイイ」にしてしまうのがキティちゃんの最強たる所以なのです。
ちなみに個人的なお気に入りは、レゲェ調のバイブスを感じる「ボウアオノリ」です。
展示を覗こう
原寸大「藻類×ハローキティ」が出現 !
事前に3Dプリンターで出力して確認していても、原寸大になると形の印象がガラリと変わることがあります。
この日は、「藻類×ハローキティ」の展示のためのオブジェの確認会です。
まだ白いものは形状のチェック。
スベスベと手で触りながら曲面どうしのつながりが自然かどうかを確認します。
次は何種類か塗り分けた状態で、塗装色と光沢の度合いを決めていきます。
マットになりすぎるともっさりと重たい印象になるし、ツヤ感が強すぎるとスポットライトの反射が邪魔してしまいます。
特にキティちゃんの目の色とツヤ感は何度も繰り返し試しながら、もっともイキイキとした表情を探る作業となります。
(いや、こう見えてちゃんと表情、、あるんですよ !)
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グリッドまみれのシミュレーション現場
今回もまた大型の倉庫の中に展示室をまるごと作って、映像のシミュレーションを行ってます。
グリッドを床と壁に投影しながら行うのですが、関係者が多すぎて、オジサンたちがグリッドまみれに、、笑
映像同士が重なる箇所の馴染み具合や、投影しにくい場所の映像の歪み加減を確認して、そうした「急所」をできるだけ避ける、もしくは目立ちにくくなるように映像の内容を調整していきます。
とあるキャラクターがこの空間内を縦横無尽に飛び回る予定ですが、、
もし、やたらと派手な動きをしているシーンがあったら、それは何かからみなさんの目を逸らすために頑張っている可能性が高いので、どうか温かい目で見守ってあげてください。笑