コンニチハ ! 日本館

日本館総合プロデューサー・佐藤オオキのつぶやき。
日本館の進捗や、日々の気づきなどを発信します。

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大型の倉庫の中でシュミレーションの準備をしている様子
シュミレーションの様子の写真。映像が照射されている壁を多くの関係者たちが見ている。
シュミレーションの様子の写真。手前の人物の服にも映像が照射されていて、壁と床全が演出に使用されていることがうかがえる。

展示を覗こう

グリッドまみれのシミュレーション現場

今回もまた大型の倉庫の中に展示室をまるごと作って、映像のシミュレーションを行ってます。
グリッドを床と壁に投影しながら行うのですが、関係者が多すぎて、オジサンたちがグリッドまみれに、、笑

映像同士が重なる箇所の馴染み具合や、投影しにくい場所の映像の歪み加減を確認して、そうした「急所」をできるだけ避ける、もしくは目立ちにくくなるように映像の内容を調整していきます。
とあるキャラクターがこの空間内を縦横無尽に飛び回る予定ですが、、
もし、やたらと派手な動きをしているシーンがあったら、それは何かからみなさんの目を逸らすために頑張っている可能性が高いので、どうか温かい目で見守ってあげてください。笑

展示される藻類に扮したハローキティの写真。色見本と展示物を見比べている。
展示される藻類に扮したハローキティを確認している佐藤オオキさん。ハローキティの目の部分にライトを照らしている。
展示される藻類に扮したハローキティの、色が塗られる前の真っ白の造作物を確認している佐藤オオキさん。

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原寸大「藻類×ハローキティ」が出現 !

事前に3Dプリンターで出力して確認していても、原寸大になると形の印象がガラリと変わることがあります。
この日は、「藻類×ハローキティ」の展示のためのオブジェの確認会です。

まだ白いものは形状のチェック。
スベスベと手で触りながら曲面どうしのつながりが自然かどうかを確認します。

次は何種類か塗り分けた状態で、塗装色と光沢の度合いを決めていきます。
マットになりすぎるともっさりと重たい印象になるし、ツヤ感が強すぎるとスポットライトの反射が邪魔してしまいます。
特にキティちゃんの目の色とツヤ感は何度も繰り返し試しながら、もっともイキイキとした表情を探る作業となります。
(いや、こう見えてちゃんと表情、、あるんですよ !)

月刊日本館Issue06の表紙
ボウアオノリのハローキティーのイラスト

月刊日本館に想う

月刊日本館第6号目

今月の月刊日本館の注目記事はなんといっても、キティちゃんが32種類の藻に扮して紹介する「藻類 × ハローキティ 図鑑」じゃないでしょうか。

サンリオさんと一緒に一体ずつデザインさせていただく過程で気付いたのが、どんな形の藻であっても、最後は必ず「カワイイ」仕上がりになってしまうこと。
イカダみたいな「イカダケイソウ」だろうが、海ぶどうとして知られる「クビレヅタ」のようなまあまあグロテスクな形だろうが、キティちゃんと掛け合わさると、どういうわけかカワイイ感じになるんです。
そうなんです。いかなるものも「カワイイ」にしてしまうのがキティちゃんの最強たる所以なのです。

ちなみに個人的なお気に入りは、レゲェ調のバイブスを感じる「ボウアオノリ」です。

会議室でユニフォームについて説明している中田優也さんの写真。それを聞く佐藤オオキさんと日本館関係者。
机の上に置かれたユニフォームのサンプルについて説明している中田さんの写真。
ユニフォームのサンプルを手に取り説明を聞いている日本館関係者の写真。
佐藤オオキさんと日本館関係者達が談笑している写真。

日々のあれこれ

アテンダントのみなさんが着用するユニフォームのミーティングです。

今日は日本館をご案内するアテンダントのみなさんが着用するユニフォームのミーティングです。
ファッションデザイナーの中田優也さんとの4回目の打ち合わせということで、使い勝手や着心地など、細部まで仕上がりつつあります。
100%ポリエステルの繊維を使い、できるだけボタンやファスナーなどを使わないデザインによってリサイクル性を高めています。
そして、ジェンダーレスでありつつ、いろいろな組み合わせ方や着こなしを楽しめるのも大きな特徴。
他にもまだまだ魅力がたくさんありますが、完成したときに改めてご紹介させてください !

270名のアテンダントの採用予定人数に対して、2500名を超える応募があったとのこと。
関心を持ってくれている方がこんなにもいると思うと、嬉しさを感じると同時に、身が引き締まる思いです。

ユニフォーム、アテンダントのみなさんに喜んでもらえるといいなあ。

中田さん、引き続きよろしくお願いします !

月刊日本館第4号の表紙

月刊日本館に想う

月刊日本館第4号目

昔からとにかく胃が弱く、揚げ物は20代前半で卒業、焼肉は20代後半で卒業という、飛び級クラスの胃弱エリートです。
今となってはバナナやヨーグルトでも楽々とお腹を下せる自信があります。

このままではいかんとばかりに乳酸菌を頑張って飲み続け、多少の改善は見られるものの、最近はむしろ「頑張って飲まなくてはいけない」という強迫観念がストレスになって、それが腸内環境を悪化させている感覚にすらなります。

そんな最中の月刊日本館の第4号目。
せっせと摂取している微生物が都市、宇宙、そして時空を超えて生命の起源にまで繋がっていると想像すると、朝の乳酸菌タイムのストレスをわずかに緩和してくれそうです。

パリオリンピックの競技場となったコンコルド広場の写真
セーヌ川に架かる橋に観客席が設置されている写真
街頭に掲げられたパリオリンピックのフラッグの写真

日々のあれこれ

数ヵ月ぶりのパリ出張です

数ヵ月ぶりのパリ出張です。
打ち合わせのために市内を移動していると、あちこちで五輪の設営準備をしている様子を見かけます。セーヌ川に架かる橋に観客席を設けたり、コンコルド広場を競技場にしたり。
開幕まであと1ヶ月ちょいでしょうか。パリの街自体がオリンピック会場へとじわじわと変化していく、不思議な体験です。

自分が聖火台のお手伝いをさせていただいた東京五輪から早くも3年が経とうとしてると思うと、時の流れの早さを感じずにはいられません。そして、次はどんな聖火台が登場するのか、楽しみです。

これもまた循環ですね。

あと、どういうわけか、自分が全く関わっていないはずなのに、パリの現場を目の当たりにすると勝手にハラハラしたり、謎の脇汗がジワリと出てくるんですよね、、。

これはただの職業病ですね。

月刊日本館第3号の表紙

月刊日本館に想う

3号目となる今月の月刊日本館

柳原さんによる、日本食と発酵についてのお話には思わず何度も頷いてしまいました。

素材が持つ本来の魅力を大切にする。西洋の「足し算」に対して、「引き算」をしながら複雑さや奥深さを生み出す。そして、インパクトではなく、バランスと調和を重んじる。実はこれってどれも日本のデザインやモノづくりの特徴と一緒なんですよね。

日本館もまた、情報を足し過ぎたり、わかりやすいインパクトを意識して全体のバランスや本質的なメッセージを損ねてはいけない、と改めて自分自身に言い聞かせつつ、、この記事は絶対に空腹時に見たらいけないやつですね。
写真がどれも美味しそすぎる。

倉庫のような場所のなかで骨組みの上に並ぶ細長い棒の写真
棒の先に円盤状の板のようなものが付けられている写真。それぞれの円盤状の板にはケーブルが付いている。

展示を覗こう

骨組みの上に並ぶ、謎の細長い棒

丁寧に梱包材を外して、、棒のてっぺんには円盤状のものが取り付けられていきます。

下から見上げるとこんな感じ。

円盤の真下には角度が変えられる金具があり、その隣に伸びてるケーブルは、個別に電気制御をするためのもの。

これだけの数をひとつひとつ調節するのも大変ですが、、本番ではこの20倍近い数を想定していると思うと、今からゾッとします、、。汗

ベルトコンベアの上のペットボトルの群れを見守る関係者一同の写真

展示を覗こう

ゆっくりと流れるペットボトルの群れ

ペットボトルの群れを真剣な眼差しで見守る関係者一同。
実は主役はペットボトルではなく、その下で頑張っているベルトコンベアだったりします。
ペットボトルによる荷重をかけた状態での動作確認中なのですが、いまのところ順調そう。

本番では一体何が流れてくるのか、お楽しみに !
(ヒント:残念ながらお寿司ではありません)

月刊日本館第2号の表紙
小松美羽さんの立体造形作品「水龍さん」の右斜め前からの全体写真。
真後ろから見た水龍さん。金色のヒレと頭から生える2本の角が象徴的。画面の左上から太陽の光が差し込んでいる。

月刊日本館に想う

月刊日本館第2号!

今月号も読み応えたっぷりの内容ですが、、密かに楽しみにしていた「JUNKAN Museum」がいよいよスタートしましたね。
いやしかしなんでしょうね。この最後の画像の水龍の愛らしい後ろ姿。
なんともたまりません。
シンガポールのマーライオンの背中についてた、点検口のフタに衝撃を受けたあの日をなぜか思い出します。
そして、作品自体もさることながら、設置されている台がいい感じに傾斜しているのが個人的にはツボです。
これが水平だと、「循環」や「脈」といった動的な印象がここまで生まれないのかもしれないなぁ、なんて勝手に思ってみたり。
あと、水龍に「さん」づけしている感じもまた、小松さんの愛情を感じますね。
あ。でも、ミャクミャクは「くん」なのね。笑

佐藤オオキさんの自宅の写真
洋服ラックの写真

日々のあれこれ

同じ白いシャツと、同じ黒いズボンにジャケット。

おかげで20年近く、朝何を着るかを悩んだことがありません。脳の負担を最少化して、空き容量はデザインに全振りです。

服は常に左から使っていき、クリーニング屋さんから戻ってきものは右から補充することで、まんべんなく消耗していきます。

こうして服もまた、循環してるのです。

うぅ、、日本館のせいで、身の回りのどうでもいい循環が気になって仕方がない、、。

模型を作る様子の写真
模型を保管している様子の写真
模型を作る様子の写真

日々のあれこれ

神は細部に宿る?

図面やCGだけではわからないことが多いので、空間模型を使って細部までチェックします。

模型を作って、検証して、ブラッシュアップして。また新しい模型を作って、検証して、、の繰り返し。

結構、地道な作業なのです。

模型が生まれ変わるたびに、日本館の姿が鮮明さを帯びてきます。模型を見る眼差しもまた、解像度が徐々に高まっていきます。そして、また新たな課題が次々と浮かび上がってくるのです。

まだまだやらなくてはいけないことがたくさんあるのに、、時間が全然足りない、、汗

パビリオンの模型を囲み話し合う様子の写真
パビリオンの模型を囲み話し合う様子の写真
パビリオンの模型を囲み話し合う様子の写真
パビリオンの模型を囲み話し合う様子の写真

日々のあれこれ

日進月歩、打ち合わせの日々。

建築、運営、展示、バーチャル、バイオガスプラント、ユニフォーム、広報など、、テーマごとに20〜30人規模の定例ミーティングが毎月数回ずつ行われていますが、この日は色部さんと渡辺さんの三人で、模型を覗き込みながらじっくりと話し合い。

普段の「いかに安く、安全に、確実に実現するか」という「直線的」な議論ではなく、どうしたらもっと「楽しくなるか」「理解しやすいか」「わくわくするか」といった、フリーハンドで「曲線的」な意見交換です。

やっぱりこういう時間は楽しい。

楽しい、、けど、、数日後にはまた定例ミーティングです、、汗

月刊日本館創刊号の表紙の画像

月刊日本館に想う

いよいよ月刊日本館が創刊です。

「いよいよ」って言われてもピンとこないですよね、そりゃ。

毎月、パラパラと眺めることで日本館の全体像が浮かび上がってくるような、そうでもないような、そんな感じの内容をお届けする予定です。過度に期待しすぎずに、気軽に楽しんでいただけたら幸いです。

様々な状況の中、企画に参加していただいた皆様、そして取材にご協力いただいた皆様には感謝の気持ちしかありません、、! 10年後くらいに「あのとき日本館に携わって良かったなぁ」と僅かでも感じてもらえるような日本館を目指して、残りあと1年間、駆け抜けたいと思います。

原寸大のモックアップの写真

日々のあれこれ

実際の素材を使った原寸大のモックアップ(試作)を見ながら、

実際の素材を使った原寸大のモックアップ(試作)を見ながら、色や仕上げ、ディテールなどについて建築チームと議論します。

モノづくりに対する愛情と卓越したプロ意識は、モックアップの細部という細部から滲み出ています。お出汁が沁み沁みの、おでんの大根みたいなものです。(いや、多分違う)

設計を担当していただいている日建設計のみなさん、そして施工していただいている清水建設のみなさん、本当に本当にありがとうございます !

まだまだここからが勝負どころですが、、このメンバーでお仕事ができて、幸せです !

日本館の工事現場の写真
日本館の工事現場の写真
日本館の工事現場の写真

日々のあれこれ

新大阪駅でタクシーに乗って

「運転手さん、夢洲の大阪万博の会場までお願いします」
「えっ ? 」
「あ。万博の会場までお願いします」
「万博 ? 」
「はい」
「万博はまだやってないよ」
「あ、はい。でも行きたいんです」
「いや、だから万博はまだやってないよ」

逆に、もう万博がはじまってたとしたら大変です。こんなやり取りを軽く3ラリーほどしてから、ようやく移動し、現場に到着。

なんとなく、日本館の輪郭が見えるような見えないような状態です。

でも、なんでしょう。基礎の感じがどことなくかわいい。基礎をかわいいと感じたのは生まれて初めての体験かも。最近ちょっと疲れてるのかな、、。

日本館の工事現場から見える大阪・関西万博のシンボル「大屋根(リング)」の写真

日本館観察記

大迫力! 「大屋根(リング)」が出現!

日本館の敷地の目の前には、、あの大阪・関西万博のシンボル、「大屋根(リング)」がっ !

圧倒的にデカい !
そして、ひたすら圧が凄い、!

某人気漫画に登場する「ウォール・マリア」を思い出さずにはいられないけど、残念ながら日本館はこのリングの外側に位置しているため、真っ先に巨人の餌食になるフラグがすでに立ってます。

佐藤オオキさんが工事現場で寒がる様子の写真

日本館観察記

って、、敷地やモックはさておき、、

寒いっ ! ! !

寒すぎるっ ! ! !

展示室で使う照明器具の選定作業の様子の写真

展示を覗こう

この日は日本館内の展示室で使う照明器具の選定作業です。

光の大きさ、強さ、暖かさ、輪郭の柔らかさなど、、展示室ごとに決めていきます。

強い光を暗い色の壁に当てるのと、弱い光を明るい色の壁に当てるのとでは、どっちの光が明るい ?

暖かい光を冷たい色の壁に当てるのと、冷たい光を暖かい色の壁に当てるのだと、どっちの光が暖かい ?

、、なんてことを悩んでるうちに、次第に頭がぼーっとしてきます、、。

展示を覗こう

ひゅーーん、、

ひゅーーん、、、

「光のシッポの長さって何mmですか ? 」
「600mmでーす ! 」
「700mmに伸ばしてみてください ! 」
「はーい。700mmいきまーす」

(すごいっ。ちゃんと100mm伸びてる、、! )

「もっと光の頭のあたりの輪郭を柔らかくできますか ? 」
「はーい。柔らかい輪郭いきまーす」

(柔らかくなってる~ ! )

「光の動きを途中からもっとヌルっと減速させられますか ? 」
「ヌルっと ? 」
「ヌルっと」
「、、、(えっ ? )」

そんな感じで光の形と動きの調整が延々と続きます。

今日の検証のために、連日徹夜で準備をしてくれたスタッフの方々には本当に頭が下がります、、。ありがとうございました !

原寸大のモックアップの写真

日々のあれこれ

実際の素材を使った原寸大のモックアップ(試作)を見ながら、

実際の素材を使った原寸大のモックアップ(試作)を見ながら、色や仕上げ、ディテールなどについて建築チームと議論します。

モノづくりに対する愛情と卓越したプロ意識は、モックアップの細部という細部から滲み出ています。お出汁が沁み沁みの、おでんの大根みたいなものです。(いや、多分違う)

設計を担当していただいている日建設計のみなさん、そして施工していただいている清水建設のみなさん、本当に本当にありがとうございます !

まだまだここからが勝負どころですが、、このメンバーでお仕事ができて、幸せです !

月刊日本館創刊号の表紙の画像

月刊日本館に想う

いよいよ月刊日本館が創刊です。

「いよいよ」って言われてもピンとこないですよね、そりゃ。

毎月、パラパラと眺めることで日本館の全体像が浮かび上がってくるような、そうでもないような、そんな感じの内容をお届けする予定です。過度に期待しすぎずに、気軽に楽しんでいただけたら幸いです。

様々な状況の中、企画に参加していただいた皆様、そして取材にご協力いただいた皆様には感謝の気持ちしかありません、、! 10年後くらいに「あのとき日本館に携わって良かったなぁ」と僅かでも感じてもらえるような日本館を目指して、残りあと1年間、駆け抜けたいと思います。

パビリオンの模型を囲み話し合う様子の写真
パビリオンの模型を囲み話し合う様子の写真
パビリオンの模型を囲み話し合う様子の写真
パビリオンの模型を囲み話し合う様子の写真

日々のあれこれ

日進月歩、打ち合わせの日々。

建築、運営、展示、バーチャル、バイオガスプラント、ユニフォーム、広報など、、テーマごとに20〜30人規模の定例ミーティングが毎月数回ずつ行われていますが、この日は色部さんと渡辺さんの三人で、模型を覗き込みながらじっくりと話し合い。

普段の「いかに安く、安全に、確実に実現するか」という「直線的」な議論ではなく、どうしたらもっと「楽しくなるか」「理解しやすいか」「わくわくするか」といった、フリーハンドで「曲線的」な意見交換です。

やっぱりこういう時間は楽しい。

楽しい、、けど、、数日後にはまた定例ミーティングです、、汗

模型を作る様子の写真
模型を保管している様子の写真
模型を作る様子の写真

日々のあれこれ

神は細部に宿る?

図面やCGだけではわからないことが多いので、空間模型を使って細部までチェックします。

模型を作って、検証して、ブラッシュアップして。また新しい模型を作って、検証して、、の繰り返し。

結構、地道な作業なのです。

模型が生まれ変わるたびに、日本館の姿が鮮明さを帯びてきます。模型を見る眼差しもまた、解像度が徐々に高まっていきます。そして、また新たな課題が次々と浮かび上がってくるのです。

まだまだやらなくてはいけないことがたくさんあるのに、、時間が全然足りない、、汗

佐藤オオキさんの自宅の写真
洋服ラックの写真

日々のあれこれ

同じ白いシャツと、同じ黒いズボンにジャケット。

おかげで20年近く、朝何を着るかを悩んだことがありません。脳の負担を最少化して、空き容量はデザインに全振りです。

服は常に左から使っていき、クリーニング屋さんから戻ってきものは右から補充することで、まんべんなく消耗していきます。

こうして服もまた、循環してるのです。

うぅ、、日本館のせいで、身の回りのどうでもいい循環が気になって仕方がない、、。

月刊日本館第2号の表紙
小松美羽さんの立体造形作品「水龍さん」の右斜め前からの全体写真。
真後ろから見た水龍さん。金色のヒレと頭から生える2本の角が象徴的。画面の左上から太陽の光が差し込んでいる。

月刊日本館に想う

月刊日本館第2号!

今月号も読み応えたっぷりの内容ですが、、密かに楽しみにしていた「JUNKAN Museum」がいよいよスタートしましたね。
いやしかしなんでしょうね。この最後の画像の水龍の愛らしい後ろ姿。
なんともたまりません。
シンガポールのマーライオンの背中についてた、点検口のフタに衝撃を受けたあの日をなぜか思い出します。
そして、作品自体もさることながら、設置されている台がいい感じに傾斜しているのが個人的にはツボです。
これが水平だと、「循環」や「脈」といった動的な印象がここまで生まれないのかもしれないなぁ、なんて勝手に思ってみたり。
あと、水龍に「さん」づけしている感じもまた、小松さんの愛情を感じますね。
あ。でも、ミャクミャクは「くん」なのね。笑

ベルトコンベアの上のペットボトルの群れを見守る関係者一同の写真

展示を覗こう

ゆっくりと流れるペットボトルの群れ

ペットボトルの群れを真剣な眼差しで見守る関係者一同。
実は主役はペットボトルではなく、その下で頑張っているベルトコンベアだったりします。
ペットボトルによる荷重をかけた状態での動作確認中なのですが、いまのところ順調そう。

本番では一体何が流れてくるのか、お楽しみに !
(ヒント:残念ながらお寿司ではありません)

倉庫のような場所のなかで骨組みの上に並ぶ細長い棒の写真
棒の先に円盤状の板のようなものが付けられている写真。それぞれの円盤状の板にはケーブルが付いている。

展示を覗こう

骨組みの上に並ぶ、謎の細長い棒

丁寧に梱包材を外して、、棒のてっぺんには円盤状のものが取り付けられていきます。

下から見上げるとこんな感じ。

円盤の真下には角度が変えられる金具があり、その隣に伸びてるケーブルは、個別に電気制御をするためのもの。

これだけの数をひとつひとつ調節するのも大変ですが、、本番ではこの20倍近い数を想定していると思うと、今からゾッとします、、。汗

月刊日本館第3号の表紙

月刊日本館に想う

3号目となる今月の月刊日本館

柳原さんによる、日本食と発酵についてのお話には思わず何度も頷いてしまいました。

素材が持つ本来の魅力を大切にする。西洋の「足し算」に対して、「引き算」をしながら複雑さや奥深さを生み出す。そして、インパクトではなく、バランスと調和を重んじる。実はこれってどれも日本のデザインやモノづくりの特徴と一緒なんですよね。

日本館もまた、情報を足し過ぎたり、わかりやすいインパクトを意識して全体のバランスや本質的なメッセージを損ねてはいけない、と改めて自分自身に言い聞かせつつ、、この記事は絶対に空腹時に見たらいけないやつですね。
写真がどれも美味しそすぎる。

パリオリンピックの競技場となったコンコルド広場の写真
セーヌ川に架かる橋に観客席が設置されている写真
街頭に掲げられたパリオリンピックのフラッグの写真

日々のあれこれ

数ヵ月ぶりのパリ出張です

数ヵ月ぶりのパリ出張です。
打ち合わせのために市内を移動していると、あちこちで五輪の設営準備をしている様子を見かけます。セーヌ川に架かる橋に観客席を設けたり、コンコルド広場を競技場にしたり。
開幕まであと1ヶ月ちょいでしょうか。パリの街自体がオリンピック会場へとじわじわと変化していく、不思議な体験です。

自分が聖火台のお手伝いをさせていただいた東京五輪から早くも3年が経とうとしてると思うと、時の流れの早さを感じずにはいられません。そして、次はどんな聖火台が登場するのか、楽しみです。

これもまた循環ですね。

あと、どういうわけか、自分が全く関わっていないはずなのに、パリの現場を目の当たりにすると勝手にハラハラしたり、謎の脇汗がジワリと出てくるんですよね、、。

これはただの職業病ですね。