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私たちの使命は「何事もない明日をつくる」こと。

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テイケイ株式会社

日本館への協賛を決めた理由とその背景について教えてください。

私たちテイケイが2025大阪・関西万博「日本館」への協賛を決めた理由は、当社の企業パーパスである「何事もない明日をつくる」という社会に対する使命を、日本が主催国となる本万博において、核となる主要施設「日本館」の活動を支援することに当てはめ、会期中を通じ来場者の安心安全を守り、日本館の目的を達成、成功させることが使命に直結すると考えたことです。

また、私たちはこれまでも警備業務を通じて安全で安心できる環境づくりに取り組んできました。社会基盤を守る存在として、大阪・関西万博という世界的な舞台で、日本が示す未来社会へのビジョンの発信拠点を支えることは、当社の取り組みを次のステージへと高める機会でもあると捉えています。日本館の取り組みには、次世代に未来を託すという側面もあります。警備業界もまた、少子高齢化やテクノロジーの進化と共に変革が求められる時代に直面しており、私たちも新しい挑戦を進めています。AIやIoTを活用した最先端の警備システムの導入により、「安全の未来」を創造する取り組みを推進している当社にとって、日本館が描く未来像に共感し、それを支えることは意義深い選択です。

私たちは、今回の機会を通じて日本館運営の成功に寄与するとともに、安全と安心を未来へつなぐ企業として、これからも歩みを進めていきます。私たちの取り組みが日本館を訪れる多くの方々に信頼と希望を届け、明るい未来社会への一助となることを願っています。

万博開幕に向けて、社内外になにか変化は感じますか?

現在、私たちは万博開幕に向け、従来の警備業務の見直しや革新を加速させています。
まず、従来のマンパワー中心の警備体制から、先端技術を活用した「技術融合型」の警備体制へと大きく舵を切りました。その一例が、最新型ロボットを導入した警備体制の構築です。従来人がしていた仕事をロボットに置き換えることで、暗闇でも障害物を検知可能となり、24時間働いてもヒューマンエラーが起こりません。高精度かつ安定した自律移動性能があり多層階をロボットが、自らエレベーターで移動することも可能で、巡回による蓄積データの正確さは人間を上回り、様々な国籍の方へ対応するために多言語案内も可能となります。ロボットの目を人間が遠隔で監視に利用し、異常時の迅速な対応や効率性と安全性が飛躍的に向上しました。人の力と技術を組み合わせることで、より信頼性の高い警備体制を構築でき、最高水準での警備実施を実現しています。

また、私たちは技術革新だけではなく、社員教育にも今まで以上に力を入れ、多様なバックグラウンドを持つ来場者への対応力を高めています。大規模なイベントでは、警備員が「安全を守る存在」であると同時に、来場者に「安心感を与える役割」も求められます。万博というグローバルな舞台を意識した人材育成にも注力しています。日本館の警備業務を受託することが、社員の士気と企業ブランド力の向上となっています。

これらの取り組みを通じて、私たちはご来場されたお客様の「何事もない明日をつくる」を実現するためにも、2025大阪・関西万博という舞台にて、責任を持って警備を実施させていただきます。

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自社の中で “循環” 的な取り組みはあるでしょうか。

私たちは、持続可能な社会の実現に向けて、本来、マンパワー中心の警備業界で可能な限りの環境保護や社会貢献、労働環境の改善など多方面で積極的な取り組みを進めています。環境保護への取り組みとしては、ペーパーレス化を推進し、タイムシートや勤怠確認書類、各提出書類等の電子化を進めることで、紙の使用量を大幅に削減しています。そしてWeb会議やWeb研修の導入で人の移動により排出される二酸化炭素の削減にも貢献しています。

また、千葉県鴨川市に所有する「健生園・第二健生園」(82,243㎡)にて、明治神宮の「100年の森」をモデルとし、100年後の子供たちの為に本来の自然(日本の森)の姿を遺すべく、四季折々の樹木の植栽を実施しています。当社の造園技能士を中心に丁寧に、世紀を超えたその先の森の姿を想定し手を入れ、樹木の多様性(種類)、多層性(高さの違い)に重きを置くこと、また、自然の力によって世代交代を繰り返し、永続する自然の森をつくり未来の子供たちに遺す、そんな構想です。令和6年迄の植林植栽は約70種類、約4,000本を超え、未来の子供たちへ残す自然の循環を創出しています。

グループ会社では協業先企業と連携して就労支援施設を設立し、障がい者やその家族が安心して働ける環境を提供しています。この取り組みによって、多様な人材が社会で活躍できる場を創出しています。さらに、各自治体、コミュニティとの連携を通じて、災害時の支援活動や支援物資の無償提供、防災意識の向上にも取り組んでいます。

これらの取り組みは、環境、社会、経済の各側面においてバランスの取れた成長を目指し、企業としての社会的責任を果たし、次世代の持続可能な社会の基盤を築く重要な一歩と考えています。具体的な内容や最新情報については、公式HPを通じて詳細をご確認いただけます。

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日本館や万博に期待していることはなんですか?

2025大阪・関西万博、そして日本館は、テーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」のもと、さまざまな未来社会のビジョンが示され、社会全体の意識改革を促すきっかけとなるでしょう。

また、万博開催に伴う経済効果も、観光業や飲食業、交通、宿泊業などの分野で大きな影響が見込まれ、雇用創出や地域経済の活性化に繋がり、さらに会場跡地を活用した長期的な都市開発計画など、大阪や関西地域の発展を後押しすると期待しています。150か国以上が参加することで、国際協力や技術共有が進み、地球規模の課題解決にも貢献する場となるでしょう。
次世代教育の場としても、大阪万博は重要な役割を果たすと考えています。 かつて昭和世代が目を輝かせ、ドキドキワクワクと未来への希望や夢に胸を躍らせた前大阪万博、つくば万博のように、未来社会の課題や技術に触れることで、若者が新しい視野を広げ、次世代を担うモチベーションを高める機会となります。特に注目される日本館では「伝統と革新の融合」をテーマに、和の文化と最先端技術を世界に発信することから、「日本らしさ」にも注目が集まる良い機会だと思います。持続可能な社会づくりに関する展示や、VR・ARを活用した体験型プログラム、医療技術や未来の食文化の提案を通じて感動を与える場となるでしょう。私たち警備業界にとっても、未来の業界や警備体制はどうなっていくのか、今私たちが日本館で示すべきことをきちんと示し、次世代に残していく財産とすべくチャレンジをする所存です。

この万博は一時的なイベントではなく、持続可能な社会の実現や新たな価値観の創出を通じて、日本と世界の未来を切り開く重要な転換点となることに期待し、万博を通じて生まれる新たな価値観が、これからの日本そして世界に新しい希望をもたらすことを願っています。

万博を契機に社会がどのように変わっていくとよいでしょうか? また、その実現に向けて自分たちはどのようなことができると思いますか?

2025大阪・関西万博は「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマとした、持続可能な未来社会の実現に向けたビジョンを示す重要な契機となるため、企業はAI、ロボット、スマートインフラといった先端技術の展示を通じ実社会への応用を目指すきっかけとなり、普段の暮らしの中でも、日常生活の小さなところから意識が変わることで革新が図られることが期待されます。

例えばペーパーレス化の推進や、日常使用する乾電池をニッケル水素電池に置き換えるなど、日常業務や生活の中でできる小さな変化の積み重ねを私たちも大切にしていきます。私たちは社員に対しても、街を歩き目にする人たちに対しても分かりやすいよう、当社の本社ビルの壁面緑化や研修施設の屋上緑化を施工、推進をしています。

また、ホームページやYouTubeを活用し、当社の取り組みや万博、地域の魅力を発信することで、多くの人々に関心を持ってもらうことも推進していきたいと考えています。結果、子どもたちに2025大阪・関西万博の意義や、持続可能な社会づくりの重要性を伝えることで、未来社会に向けた意識を共有していくことも重要であると考えます。

こうした活動は、私たち一人ひとりが「未来のために今できること」を考え、小さな行動を積み重ねることで、その理想を現実のものとし、持続可能な社会を築くことに繋がると考え継続していきたいと考えています。

最後に、読者の方に伝えたいメッセージなどあればお聞かせください。

「日本館へお越しいただくご来場さまへ」

いよいよ開幕を迎える2025大阪・関西万博。その中心的存在である日本館は、未来を体感できる技術や文化を発信する場として大きな期待を集める施設です。この度、当社が日本館の施設警備で導入している警備ロボットは、AI技術と多機能センサーを組み合わせた次世代のソリューションです。この警備ロボットは、施設内を自律移動しながら、周辺環境をリアルタイムで分析し警備員と情報を共有しています。不審物の検出や異常の早期発見、さらに音声やディスプレイを活用した来場者案内や、災害時の避難誘導支援といった多彩な役割を担うことが可能です。人である警備員との協働による革新的な警備体制を通じて高精度な安全対策を実現しています。

さらに、交通誘導警備部門では、警備体制を支える重要な補完ツールとして、折り畳んで持ち運べる警備員ロボット「ORIKEI」も導入します。「ORIKEI」は軽量で携帯性に優れ、最大110dBの4か国語広報音声と、高輝度LEDパネルによる文字表示機能により、視覚・聴覚に障がいのある方に対しても広報案内を行うことができます。防犯カメラ機能も備えており、イベント会場や災害時の危機管理においても高い効果を発揮します。特に、国際的イベントである万博において世界各国から来場される方へ、外国語音声と文字表示によるおもてなしが出来ることは重要と考えています。

これらの最先端技術と製品を活用しながら、多くの来場者さまが安心して万博を楽しむ環境を創出していきます。私たちは今後も、技術革新と人的警備の融合を目指し、地域社会や国際イベントにおける安全の最前線を担う企業として努力を続け「何事もない明日をつくる」ことを実現してまいります。

ぜひ、日本館における当社の人と機器の融合による最新の警備を体感して頂けたらと考えています。ご来場をお待ちしております。

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「循環」させてみませんか?